« 猫娘たちの術後の傷痕 | トップページ | 日に焼けた »

2010年7月23日 (金)

猫娘たちとの出会い/おねいちゃん編

(7/17の日記の続きです)

外から仔猫の声が聞こえるような気がして、探しに出た私が向かったのは、家の近くにあるゴミ置き場だった。
実は、前日の夕方に出先から戻った私は、そこで仔猫を1匹見ている。その仔猫は、てっきり私が午前中に保護した仔猫だとばかり思い込んでいた。でも仔猫は二匹いたのだ。私が前日に見た仔猫が、きっと鳴いているに違いない!そう思ってゴミ置き場の底板の下を覗き込むと…やはり仔猫はいた!まっ白い仔猫だった。底板の下に腕を差し込んで掴もうとしたが狭くて入らなかった。そのゴミ置き場が面した道路は裏道になっていて、車の通りも多く、驚かして飛び出したところに、うっかり車でも来たら大変なので、周囲をキョロキョロ確認しながらの救出作業となった。誰か近所の人が出て来てくれないものかと期待したが、人っ子一人通らず。でもありがたいことに、車も一台も来なかった。

仔猫を底板から追い出したとして、そのまま裏の畑へ逃げられてしまったらおしまいだ。何か良い方法はないものかと、しばしゴミ置き場と格闘。どうやらゴミ置き場の底板は、外そうと思えば外れないこともなさそうな感じがする…。うちのアパートのゴミ置き場ではないので、本来ならば町内会長さんなどに確認を取るべきなのだろうが、誰も見ていないのをコレ幸いと、私は力いっぱい底板を引っ剥がした。右手で思い切り底板を持ち上げて、びっくりオメメで私を見上げている仔猫を左手でむんず!と掴み、そのままバタン!と底板を落とし足でドカドカドカと踏み収めて逃げたcoldsweats01 (良いコの皆さんは真似をしたらいけませんよ)

写真は件のゴミ置き場。
Img_7915

仔猫はこの隙間に居た。
Img_7914

お留守番してもらうためチビちゃんをキャリーに入れ、保護したばかりの白い仔猫は洗濯ネットに入れて抱えて獣医さんへ向かう。午後3時ちょっと前のこと。その日は午前中はそうでもなかったが、午後から急に晴れて暑くなり、白い仔猫を保護したときは相当気温も高くなっていたハズ。チビちゃんを保護してから6時間以上も経っている。心配なのは脱水症状だった。心なしか元気もないような気がするし…。

「また拾っちゃいました!」と言って動物病院へ駆け込むと、午前中に診てくださった獣医さんに「また拾ったの?!(笑)」と吹き出されてしまったcoldsweats01

チビちゃんのときと同じように、検温、検便、触診、内診、耳ダニ点検、ノミとり、埃で黒く汚れた鼻の穴の掃除も念入りに(笑)
同じようにワクチンの説明も受けるが、獣医さんは「たぶんこの人は貰い手を捜すだろう。」と思ったのだろう、「これくらいの年頃はかわいいので、貰い手もつきやすいから、早く探した方がいいですよ。」と言われた。とりあえず「ハイ。」と答える。いや、実際にこの時点では、私も貰い手を捜すつもりでいたのだ。それがなぜに二匹ともお迎えすることになったのかは、また別の機会にconfident
心配していた脱水症状の方は、なんとかギリギリで大丈夫だったが、お水を多めにあげてくださいねと言われる。お会計はチビちゃんのときと同じく無料で、盲導犬の募金箱に募金をしておしまい。

家に帰ると、一人ぼっちにされたチビちゃんが不安で「みょー!みょー!」と、外まで聞こえる大声で鳴いていた。その声を聞いた途端、洗濯ネットの白い仔猫が同じく大きな声で鳴き出した。白い仔の声を聞いたチビちゃんも、更に大声で鳴き出す。洗濯ネットから出した白い仔猫を、キャリーに入れてあげると、二匹ともまるで再会を喜び会うようなはしゃぎ様で、抱き合って物凄い勢いでお互いを舐め合い、ゴロゴロと喉を鳴らし始める。何分も何十分も舐め合っていた。そしてそのまま絡み合って眠ってしまった。その様子を見て改めて「やはりこのコたちは姉妹だったのだなぁ…。」と思い胸が熱くなる。生き別れになった肉親と再会するってこういうことなのだなぁ…と。

午後に保護した白い仔猫。
Img_7765

絡み合って眠る姉妹。
Img_7763

あ、起きた(笑)
Img_7757

獣医さんからもらった試供品のキトンフードをふやかしてあげると、白い仔の方もちゃんと食べた。その時にお水も飲んだ。少し落ち着いたので旦那にメールをする。「また一匹拾ったよ。」と。そして会社を早目に上がって、ペットショップで仔猫用のフードを買って来てくれるように頼む。とりあえずユーカヌバを。フェレ友さんでユーカヌバをあげている人が居たので、なんか良さそうな気がして。ついでに夕飯も買って来てくれるように頼む。「仔猫から目が離せないし~。」というのは言い訳で、疲れちゃって夕飯の支度なんてとんでもないぜ!っていう感じだったのでcatface

クローゼットの中には、のんちゃんのケージが大小2つあった。仔猫の大きさから言うと小の方でも充分なのだが、小のケージは使い込んだ思い出深いケージなので使わせたくなかった。仕事から戻った旦那に真っ先にやってもらったのは、大のケージの組み立て。ケージの中に入ってもらわないと、なんだか落ち着かなくて。ちっこくてどっかに入り込んじゃったら見失ってしまいそうなんだもんshock

底にバスタオルを敷き、その上にペットシーツを敷いて仮トイレに。暗がりがあった方が落ち着くだろうと思い、のんちゃんの段ボール別荘を入れてあげる。のんちゃんのものを使わせることには、正直もっと抵抗があるかと思ったが、平気で提供出来るのが自分でもちょっと意外だった。緊急事態とは言え、そういうとこ、案外と割り切れるんだね、私って、みたいな…。

件の段ボール別荘の中の姉妹。ちっちゃかったな~gawkImg_7787

見知らぬ人にさらわれて(笑)、見知らぬ家に連れて来られたわりには、落ち着いていたのが不思議。二匹で居るという安心感もあったのか?

最初に保護した仔猫は、とにかくちっちゃかったので、仮の名前も早々に「チビちゃん」となる。安易な発想だが、あくまでも仮の名のつもりだったので…ね。
後から保護した白い仔は、二匹並べてみるとチビちゃんよりも一回りくらい大きかったし、面倒見が良かったので「お姉ちゃん」と呼ぶことにする。

チビちゃんと私。
Img_7786

旦那とお姉ちゃん。イヤそうな顔(笑)
Img_7795

結局この夜は、旦那にケージの横で添い寝してもらうことにする。私はもうヘトヘトでぐっすり眠りたかったので別室で。狭い家なので別室で寝てても、何が起きているのかしっかりと把握出来るし。
チビちゃんは、我が家で過ごした最初のこの夜、夜中に何度も寝言を言った。ぐっすり眠っていたのに、突然大きな声で「みょーーーーっ!」と鳴くので慌てて ケージを覗き込むと、起きて鳴いているのではなく寝たまま鳴いているのだ。一度だけでなく二度も三度も同じことが繰り返された。怖い夢でも見たのだろう…。そしてチビちゃんが寝言を叫ぶたびに、お姉ちゃんが起きて、チビちゃんのことを安心させるように、ずっと舐めてあげるのだった。その様子を見ながら、旦那と私は涙した。怯えて寝言を叫ぶチビちゃんも不憫だし、そして自分も心細いハズなのに、チビちゃんが叫ぶたびに起きて慰めるお姉ちゃんのやさしさに心を打たれて。

奇しくもこの日は金曜日。金曜日は我が家にとって特別な意味を持つ曜日だ。のんちゃんが亡くなったのが金曜日だったので。毎週金曜日には亡くなった時間にお経をあげているのだが、この夜、お経をあげながら、私はのんちゃんに尋ねた。『のんちゃん、猫拾っちゃったけど、どうしよう?』と…。

ほんと、夢中で保護したものの、内心は…

どうしようーっ?!sadsweat01

だったので。

明けて月曜の朝、洗濯物を干していたら、一緒にチビちゃんを保護して下さった方がうちの前を通りかかって声をかけてくださったので、あの日の午後にもう1匹も保護して今二匹いることを報告した。すごくびっくりなさっていた。キャリーに入れて外へ持ち出し、二匹の様子も見ていただいた。
その方も捨てられた仔猫は2匹居たことをご存知だったので、もう1匹はどうしたのかと気になっていたそうだ。私が「ゴミ置き場の下に居て、午後2時頃に盛んに鳴いていたんですよ。」と言ったら、自分もあの日は家に居たのに、朝チビちゃんの鳴き声は聞こえたのに、午後のお姉ちゃんの声はまったく聞こえなかったと言っておられた。確かにあの時の仔猫の声は本当に小さくて微かで、窓の閉まった家の中で聞こえたのが不思議なくらいだった。でもなんとなく耳元で聞こえたような、そんな気もするのだ。
怖いし不安だしお腹が空いたし眠いし暑いし…と、朦朧としてくる意識の中で、お姉ちゃんは最後の力をふりしぼって、あの時鳴いたのかも知れない。ご近所の誰にも聞こえなかったというその声を、私が聞くことが出来て本当に良かった。

|

« 猫娘たちの術後の傷痕 | トップページ | 日に焼けた »

ペット」カテゴリの記事

思い出語り」カテゴリの記事

」カテゴリの記事

コメント

足でドカドカしているところが目に浮かぶようです。
おねいちゃんは、その時、ほっとしただろうねえ。
そして、まさか、ちびちゃんが待っているとは思いもよらなかっただろう。
本当に良かったなぁー。

投稿: フェーブ | 2010年7月23日 (金) 20時45分

bananaフェーブさん
キョロキョロと周囲の様子を伺いながら、
急いでドコドコ押し込んじゃった(笑)
もし誰かに見つかっても、正直に状況を説明すれば、
きっとわかってもらえたのにね!
いっぱいいっぱいで、
普段にも増して私の挙動は不審だったわcoldsweats01
おねいちゃん、最後の力を振り絞って鳴いたんだと思うの。
仔猫のときのおねいちゃんは、本当に声が小さくて、
家の中で鳴いていても聞こえないことがあるくらいで。
だからあの時聞こえたのは、
やっぱり軌跡だったのかなぁとも思う。
あんまり軌跡とか信じないんだけどね~bleah
二匹が再会したときの喜びようと言ったら、
ほんと、すごかったよwobbly
アレを見ちゃうと、二匹を別々にするということは、
とてもじゃないけど出来ないわ~!と思っちゃったcoldsweats01
そして二匹はまんまと我が家に(笑)

投稿: クシネ | 2010年7月23日 (金) 21時27分

何か…言葉が出ない。
ただ…ただ…良かった。
それしか出てこない。

クシネさんにしか聞こえなかった、おねいちゃんの声は、きっと、のんちゃんがクシネさんに届けたのかもしれない。

何だか、そう思えてならない。

投稿: 優斗 | 2010年7月24日 (土) 16時20分

banana優斗さん
ご不便かけてごめんね~sweat01
このブログ、コメントを自分で削除出来る機能が、
ナイみたいなのよねんweep
無料だからしょうがないのかなー。
カスタマイズもあまり出来ないし。
課金の方は色々と出来るみたいなんだけど…

おねいちゃんね、ほんっとにちっちゃな声で…
力をふり絞って「助けてーっ!」と鳴いたんだと思うにつけ、
ちゃんと聞きくことが出来て良かったと
胸がいっぱいになる…
そうだね、きっとのんちゃんが耳元で
「おかーしゃん!おねいちゃんを助けて!」って
ささやいてくれたような気がする…
だって私おねいちゃんが鳴いたとき、
寝てたんだもの…
なのにちゃんと聞こえたのは、
夢の中だったからこそだったのかもと
今思った…
いつか猫娘たちを遊んであげてね!
二匹の中には、のんちゃんも居るからconfidentheart04

投稿: クシネ | 2010年7月25日 (日) 08時22分

こんにちは(*^_^*)
おねいちゃんとチビちゃんの保護された
いきさつをブログで拝見しました
一緒にチビちゃんを探してくれた方がいて
心強かったですね。また、のんちゃんのおうちを
利用できてよかったです きっとびっくりしていただろう
旦那さんも本当に優しい方ですね(*^_^*)
私も5猫を保護したときのこととオーバーラップして
涙が…とまりません
実はマールちゃんには一緒に連れ立っていた姉妹か兄弟が
いたのだそうです。私たちがマールちゃんにあいに行った日
の早朝、その猫はひと足先にお月様に旅立ってしまってました
のんちゃんが先にお月様に行きそのあと動物を飼えないだろう
という気持ちもよくわかります。わたしも大ちゃんの前に
飼っていたハムスターがお月様に行ってしまったとき
眠れず食べれず呆然として富山のクリニックに電話をかけて
緊急で受診してもらいました 電話越しに“私もうダメです”と言ったのを今でも覚えています
おねいちゃんとチビちゃんは今日も窓際の温かい場所で
寝んねしているんでしょうね♪(*^_^*)♪
クシネさんと旦那さんの元気の素のんちゃん おねいちゃん
チビちゃん、今日も元気でのびのび元気でね♪
ありがとうございます♪

投稿: ほのかまま | 2011年1月19日 (水) 12時47分

bananaほのかままさん
こんにちはheart
長い文章だったのに、読んで下さって、本当にどうもありがとうheart04
うん、一緒に探してくれる人が居なかったら、
私、途中で引き返しちゃってたかも知れない...
仔猫保護することは、大切なことで良いことなのに、全然勇気が出なくて...
本当は助けたい気持ちでいっぱいだったのに、勇気出なくてねぇ...
後押ししてくれる人が居て、本当に良かったheart

マールちゃんにも、先にお月さまに帰ってしまった兄弟か姉妹が居たのね...
猫娘たちと同じだったんだね...
悔やんでもしょうがないことだけど、もう少し早くに...と
悔やまれてしょうがなかったなぁ...
きっと、ほのかままさんもだよね...
でもきっと先に帰ってしまったコたちの魂は、
マールちゃんや猫娘たちの中で、一緒に生きているよねconfidentheart04
ずっとずっと一緒だものねheart

私も、涙が...
ほのかままさんの「私もうダメです」という気持ち、すごくわかります...
あんなに辛く苦しく切ないことは、他にはないものね...
全身の細胞の一つ一つまでもが、悲しみで痛くて...
私も一緒に連れて行ってと、何度思ったことかconfident
でも、頑張って生きて来て良かったって、今は思ってるよんwink
生きて来たおかげで、こうして、のんちゃんの娘たちに逢えたからheart

うちの元気の素たちは、今日も元気に、
ポカポカで、ポカスカやってたよ~(笑)

私の方こそ、あたたかなコメントを、本当にどうもありがとうheart04

投稿: クシネ | 2011年1月19日 (水) 17時29分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 猫娘たちの術後の傷痕 | トップページ | 日に焼けた »